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SUPER☆GiRLSのニュー・シングルは、70年代、80年代、90年代、それぞれの時代にヒットしたアイドルの名曲をカヴァーしたスペシャル企画で、シングル3タイトルが同時発売されるというもの。3つのユニットに分かれ、それぞれ『年下の男の子』(キャンディーズ)、『センチメンタル・ジャーニー』(松本伊代)、『ジン ジン ジングルベル』(森高千里)が歌われている。楽曲はもちろん、衣装やMVなどメンバー全員の個性とこだわりが全開! 目でも耳でも楽しめる、SUPER☆GiRLSならではのアイテムだ。

──今回のシングルは、ちょっと面白い試みになっていますね。

八坂沙織(以下、八坂)「はい。SUPER☆GiRLS初のカヴァー曲を3タイトル同時にリリースさせていただいたんですけど、大先輩のアイドルの方達の曲を年代別に歌っています。70年代、80年代、90年代のユニットに分かれているのですが、シングルでこういう形を取るのは初めてなんですよね。なので、初の試みが詰まったリリースになりました」

前島亜美(以下、前島)「今回のシングルのコンセプトは、“リスペクト・スター”。私達、6月に結成3周年を迎えたのですが、色んな活動をしてきて、日本武道館ライブも経た今、改めて初心に返ると言いますか、これまでのアイドルの方々をリスペクトしつつ、そこから得るものを得てもっと成長していこうっていう思いがあって、今回カヴァーさせていただいたんです」

──では、まず70年代のユニット、キャンディーマキアート(田中美麗、溝手るか、後藤 彩で構成)。キャンディーズの『年下の男の子』をカヴァーしているんですよね。



溝手るか(以下、溝手)「70年代のアイドルの方の歌い方を意識しながら歌いました。曲自体はカワイく仕上がっているんですけど、衣装とかMVは、3ユニットの中では一番モード系というか、カッコいい感じに仕上がっています」

後藤 彩(以下、後藤)「振りも、キャンディーズさんよりもちょっと大人っぽいんです。ちなみに振付していただいたのは、当時キャンディーズさんの振り落としをされた先生なんですよ。すごく面白い先生で(笑)」

田中美麗(以下、田中)「表情を大事にされている先生で、みんな同じ振りをやっているんですけど、ところどころ、個性が出るような感じになっているんですよね」

後藤「女の子っていうより、女の人っていう感じで表情や動きを付けていきました。先生は男性なのに、私達よりもポージングとか動きが女性っぽい(笑)。逆に見習うとこ、いっぱいでした(笑)」

溝手「女性らしかったね(笑)」

──原曲は知っていたんですか?

後藤「聴いたことはありましたよ。テレビの昔の曲の特集とかでも聴いていたし、おばあちゃんがカラオケで歌っていたりして」

──おばあちゃんが!?

後藤「あ、おばあちゃんと言っても、うちはすごく歳が若いんですよ(笑)」

──幅広い世代に愛されている楽曲ですからね。では次は80年代ですが、松本伊代さんの『センチメンタル・ジャーニー』を前島さんがソロで歌われていますね。



前島「もちろん知っている曲でしたけど、私自身初のカヴァーで、しかも1人でやらせていただくということで、最初はすごく不安が大きかったんです。でもその分、あの伝説の“伊代はまだ16だから”っていうフレーズを自分も歌えるのかなと思ったらすごく嬉しくて(笑)」

──“亜美はまだ16だから”って、しっかり歌っていますね!

前島「はい(笑)。今回の3ユニットの曲にはそれぞれの色があるんですけど、この曲はアイドルど真ん中。伊代さんのアイドルっぽさをリスペクトした上で、今のアイドルにはないくらいの、いきすぎたカワイさを追求してみました。“やりすぎなんじゃない!?”って言われるくらいのアイドル感とか、偶像感が出したかったんですよね」

──衣装もバッチリです。

前島「スタイリストさんが“こういうの、好きでしょ!?”ってノリノリで作ってくださいました(笑)。私の大好きなピンクで、しかもこの“上質なリボン”ってところがこだわりだそうです(笑)」

──上質なリボン! 注目しましょう(笑)。では最後は90年代のユニット、トゥィンクルヴェール(八坂沙織、志村理佳、渡邉ひかる、宮﨑理奈、勝田梨乃、荒井玲良で構成)。森高千里さんの『ジン ジン ジングルベル』をカヴァーされていますね。



八坂「SUPER☆GiRLSとしては初めてのクリスマスソングになります。夏の曲はこれまで多かったんですけど、冬をイメージする曲はなかなかなかったんですよね」

渡邉ひかる(以下、渡邉)「意外とね」

八坂「クリスマスって夢がいっぱいな日でしょ? そんな日に、キラキラ輝くヴェールをまとった私達が妖精となって夢を届けようっていうコンセプトです」

志村理佳(以下、志村)「この曲ってすごく歌詞がカワイイんですけど、私達のユニットは、たまたま年上6人なんですね」

宮﨑理奈(以下、宮﨑)「学生じゃない組(笑)」

志村「そうそう。なので、頑張ってカワイげがあるように歌ってみました(笑)」

荒井玲良(以下、荒井)「いやいや、(カワイげ)あるから(笑)!」

──みんな充分カワイイですよ(笑)。MVも見応えがありましたね。

宮﨑「撮影、すっごく楽しかったです。歌うシーンよりも演技のシーンのほうが長かったんですよ。半日ぐらいかかったかな? りかたそ(志村)が何度も噛んでいたところがすごく面白かった。さすがだなと思って(笑)」

志村「何だっけ、“妖精銀行日本支店”みたいなセリフ。何で私に言わせるんだろう!? って思うくらい噛んじゃいましたね(笑)」

勝田「でも楽しかったよね。SUPER☆GiRLSのMVでは本格的には初めてエキストラの方にも入っていただいたりして、新しい感じも出ていると思いますよ。愛の形は1つじゃないんだなっていうのが表現されているので、そこも注目です」

八坂「皆さんのクリスマスのテーマソングになればいいよね」

宮﨑「歌詞がすごく覚えやすいし、一度聴いたら耳に残る曲だしね」

荒井「ちなみにガヤで“サンタさんに何お願いしたの?”みたいなところがあるんですけど、あそこはそれぞれ本当にほしいものを言っているんです。私は“美味しいサーモン”って答えたんですけど、本当に使われるとは(笑)」

志村「私も(笑)。ふざけて言っただけなのに、まさかこんなにフィーチャーされるとは思わなかった(笑)。MVでは、みやり(宮﨑)とのやりとりがいい感じで描かれているので、そこも見どころですね」



※続きは月刊Songs1月号をご覧ください。

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