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昨年7月にシングル『友達より大事な人』でCDデビューを果たした剛力彩芽から、2ndシングル『あなたの100の嫌いなところ』が到着! 彼女が出演している『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ)の主題歌に起用されたこの曲は、キュートなサウンドと“嫌いなところ/数えていれば今日も 夢で会えるかな”という歌詞が1つになったポップチューン。“少しずつ慣れてきました”というレコーディングからMVの撮影、歌手としての目標まで、アーティストとしてのスタンスをたっぷり語ってもらった。 Photo:外山 繁 Text:森 朋之

──今日から新しいドラマ『私の嫌いな探偵』がスタートしますね!(※このインタビューはドラマの放送が始まった1月17日に行なわれました)

「はい! 皆さんに曲(主題歌『あなたの100の嫌いなところ』)をきちんと聴いてもらうのも今日が初めてなので、何かドキドキしますね(笑)。“その曲があることで、さらにドラマの世界に入り込める”というふうになったらいいと思いますし…。第1話の完パケを見させてもらったんですけど、ドラマの中で自分の曲が流れるのが不思議なんですよね。まだ慣れないというか、ちょっとニヤニヤしちゃったり(笑)」



──ドラマを見た人は当然、主題歌もチェックするだろうし。

「そうですよね。私もドラマを見る時は、エンドロールで主題歌のタイトルとアーティスト名を結構チェックするんですよ。そこから新しい音楽に出会えたりもするので」

──『あなたの100の嫌いなところ』を初めて聴いた時は、どんな印象でしたか?

「最初に曲をいただいたんですけど、すごくカワイイ曲だなって。“ここにどんな歌詞が乗るんだろう?”って楽しみだったんですけど…」

──すごく個性的な歌詞ですよね。相手の嫌いなところをどんどん挙げつつ、“どうしてこんなにも気になっちゃうの?”って。

「そう、Aメロ、Bメロとサビの部分にギャップがあるんですよね。初めにイヤなところをバーッと並べて、でも、“放っておけない”っていう。表現については、色々と考えていました。聴いた人が“相手のことが嫌いでムカつくんだな”と思ってはいけないというか、言葉的には結構キツいことも歌っているんですけど(笑)、それをカワイく聴かせなくちゃいけないと思ったので。どちらかと言うと、お芝居している時の感じに近かったのかな? 歌っている時にどんどん表情も変わってたと思うし、身振り、手振りも自然と付いていたので。もちろんドラマの主題歌なので、私が演じる“二宮朱美”と玉木 宏さんが演じる“鵜飼杜夫”のコンビ感も出したかったし」



──なるほど。ちなみに友達との会話などで、“彼氏のこういうところがイヤ”みたいな話になったりします?

「なりますよ(笑)。姉の友達の話を聞いていても、“色々あるみたいだけど、やっぱり気になるんでしょ?”とか“結局、好きなんじゃん!”みたいな話になることがあるし。女の子同士の会話ではよく出てくると思うし、そのあたりは共感してもらえるんじゃないかなって」

──では、剛力さん自身の“自分のここがイヤ。ここを直したい”という部分は?

「えー、何だろう? もうちょっとしっかりしたいというか、大人になりたいというか…。でも、“急いで大人になりたくないな”っていう気持ちもあるんですよね(笑)。そのことで悩んでいるわけでもないんですけどね。あんまり落ち込むこともないし、ちょっと考えて“まぁ、いいか”ってなっちゃうタイプなので(笑)」

──(笑)。レコーディングにも慣れてきましたか?

「少しだけ…。1stシングルの時は、ボーカル録りだけで12時間くらいかかったんですよ。緊張がほぐれて、声が出るようになるまでに5時間くらいかかったし。目の前にマイクがあるという状況に慣れていなかったというか。それに比べると、今回はスムーズでしたね。力を抜いて、(曲のイメージなどを)想像しながら歌えるようになったので。すぐに歌詞の中に入っていけるような感じはあったかな。今回は、コーラスにも参加したんですよ」

──ハーモニーを自分で作るのって、楽しそうですね。

「面白かったですね~。“もう1回、同じふうに歌って”って言われながら録っていったんですけど、それをまとめて聴かせてもらった時に“自分の声がいっぱい! ちゃんとハモってる!!”って(笑)。英語の歌詞も入っているんですけど、みんなに発音を褒められたのも嬉しかったし。全然できてないんですけどね、ホントは(笑)」

──確実に成長しているってことですよね。

「はい、少しずつですけど。最近は“声が出やすくなったな”って感じることもあるんですよ。『友達より大事な人』も、最初は一番高い音が結構ギリギリだったんですよね。そこから“リラックスして歌えば、ちゃんと出る”という時期があって、最近はもっとラクに歌えるようになって。レコーディングやボイトレを通して、音域が広がっているのかもしれないです。自分でも苦手だと思っていた分野だから、素直に嬉しいですね」

──歌に苦手意識があったんですか?

「カラオケとかは大好きだったんですけど、人前で歌うほど得意ではないなって思っていたんです。でも、頑張っています!」



──ミュージックビデオはどんな感じになりそうですか?

「ミュージカルっぽい雰囲気ですね。女の子がウチに集まって、キッチンの道具や階段を使って踊ったり。私にイジワルをする“タイガー君”っていうキャラクターが出てくるんですけど、それが歌詞の中に出てくる“彼”なんですよね。で、何かイジワルをされるたびに、私がカウンターで数えていくっていう」

──楽しそう(笑)。やっぱり、ドラマや映画の演技とは違いますよね。

「そうですね。ミュージックビデオって、基本的に声(セリフ)がないじゃないですか。歌に合わせて感情を表現するわけですけど、それがすごく面白いんですよね。この先も色んなことができると思うんですよ。例えば、私の曲に合わせて、他の方にお芝居をしていただくとか。そのためには色んなジャンルの曲を歌えるようにならないといけないんですけど」

──『友達より大事な人』の時は、剛力さんのダンスにも注目が集まりました。

「今回も踊ってます! 歌詞に合わせた振付もあるから、ダンスでも気持ちを表現できたらいいなって。ダンスを注目してもらえるのも、すごく嬉しいです。今はお芝居や歌もやらせてもらっていますが、“表現するのが好き”って思えたキッカケはダンスなので。ダンスに出会ってなかったら、きっと人生も違っていたんだろうなって思うし」

※続きは月刊Songs3月号をご覧ください。

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