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今年1月にリリースした『Valentine』に続く、メジャーでのシングル第2弾は“非リア充”を応援するサマーチューン『夏なんて』。どこにも出かけられない夏を過ごしている人達みんなが共感できる新曲について、そして遊び心満載のカップリング曲について、SHIROSE、GASHIMA、NIKKIの3人に語ってもらった。
Photo:笹原良太 Text:田中隆信

──2ndシングル『夏なんて』がリリースされましたが、どういうキッカケで作った曲なんですか?

SHIROSE「レコード会社の人から“夏の曲を作ってくれないか”と言われたのがキッカケでした。でも、僕らって夏はどこにも行ってないし」




GASHIMA「うん。夏の曲は向いてないなって(笑)」



SHIROSE「だったら逆に、どこにも行ってないヤツなりの夏の曲を書いてやろうかと思って、友達とかに電話をしたんです。30人ぐらいと話をしたんですけど、22〜23人はどこにも行ってなかったんですよ。あ、意外とみんなどこにも行ってないんだなって感じたのをキッカケに曲にしたって感じですね」

──そう言われてみると、去年の夏、仕事以外では遠出した記憶がないかも。

SHIROSE「“非リア充に向けての応援歌”なので、部活を頑張ってる人とか、受験勉強を頑張ってる人とか、仕事を頑張ってるお父さんとか、家事育児を頑張ってるお母さんとか、忙しくてどこにも行けなかったりするかもしれないけど、そんな人達にぜひ聴いてもらいたいです。でも、夏にどっかへ出かけるヤツでさえ、普段は仕事をしたり、自分の追い求めるものがある人だったら、何かを犠牲にしてるんじゃないかって思うんですよ。だからリア充の人達にも響くのかもしれないなって」



──リア充と非リア充の境界線って曖昧だったりしますし、リア充の人も非リア充的な部分があったり、その逆もあったりすると思いますし。

NIKKI「うん、そう思う。何をもって“非リア充”って呼ぶか、ですね」



GASHIMA「非リア充と思われてる人も、仕事とか部活とかに打ち込んでいて、それを一緒にやってる仲間がいたとしたら、実は充実してるっていうこともありますし」


NIKKI「彼氏や彼女がいるからリア充、いないから非リア充っていうことじゃないんですよね、実は」

──まさにミュージックビデオもそういう内容になっていますよね。

SHIROSE「先にミュージックビデオのコンセプトを書くことが多いんですけど、今回もそうでした。昔、部活をやってた頃を思い出して、どこにも行けなかったけど、毎日仲間と練習していたなって。今も音楽をやってるけど、どこにも行ってなくて。でも、仲間と一緒にいるわけだし、そんなに変わってないのかもしれないなぁって思ったので、その物語を先にミュージックビデオのイメージにして、それから歌詞を作ったんです」

──“ファーッ”っていう言葉がすごく印象的で。

※続きは月刊Songs8月号をご覧ください。

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