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1stシングル『BACK TO THE FUTURE』(2014年6月)が大ヒット。ソロ・アーティストとして華々しいデビューを飾ったEXILE SHOKICHIから、2ndシングル『The One』が届けられた。自ら作詞・作曲を手掛けたこの曲は、R&B/ヒップホップのテイストを感じさせるサウンドと美しいメロディー、そして“キミが笑う時 キミが迷う時/そのすべてに僕がいる”という歌詞が1つになった極上のウエディングソング。シンガーとしてはもちろん、ソングライターとしてのセンスの高さにも注目が集まりそうだ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:森 朋之

──ソロ・デビュー・シングル『BACK TO THE F UTURE』はチャート2位を獲得。ファンの方の反応も含めて、かなり手応えがあったと思うのですが。

「そうですね、皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかと思います。カップリング曲(『THE ANTHEM』)ではヒップホップをやったんですけど、フェスやライブでやらせてもらった時も“こんなに盛り上がってくれるんだ!?”っていう驚きもあって。本当にリリースした甲斐があったし、あのシングルがあったからこそ、今回はさらに動きやすくなったんですよね。HIROさんもほぼ任せてくれたというか。前回の結果を見て、信頼してくれたのかな? っていう」



──さらに好きなことをやれる環境ができた?

「ただ、自分が好きな曲を作って、好きなタイミングでリリースするだけではイヤだったというか。もっと色んなことを巻き込みたかったんですよね。今回の『The One』は“ゼクシィ”のCMソングで、カップリングの『Loveholic』は“スカルプD”のCMソングなんですよ。そのことで曲がもっと育つというか、息吹が吹き込まれる感じがあって。絵(映像)と一緒になって、さらに印象深い曲になると思うし」

──なるほど。『The One』はSHOKICHIさんの作詞・作曲。どんなイメージで制作されたんですか?

「せっかくなのでウエディングソングを作りたいと思ったんです。“ゼクシィ”のCMの曲はATSUSHIさん、三代目J Soul Brothersもやっているので、今回は王道のバラードというよりも、ライブでも盛り上がれるようなポップバラードにしたいな、と。実は、他の候補曲もあったんですよ。それも本当にいい曲で、スタッフの皆さんも“これでいきたいね”という雰囲気だったんですけど、“俺、自分で作ってみてもいいですか?”って手を挙げさせてもらって」


──お、すごい!

「めちゃくちゃ勇気が必要でした(笑)。その曲のデモもすごく良くて、“聴いている人にも絶対に刺さるだろうな”と思ったんですよ。でも、同時に“これは俺じゃなくてもいいかな”って思っちゃったんですよね。ライブで歌うことも上手くイメージできなかったし…。自分で企画書まで提出して実現したソロ活動だし、思い切って“ここは自分でやらせてくれませんか”って言ったんです」

──周りの方の反応はどうでした?

「ビックリしてました。期間もなかったし、“こんなにいい曲があるのに、自分で作るの?”って。“ただのやりたがりじゃないの?”と思われがちなシチュエーションでもあるんですが、自分の頭の中にはイメージがあったし、“それを形にしたいから、1回チャンスをください”っていう。その後のプレッシャーはハンパなかったですけどね。過去イチ、追い詰められました(笑)。曲を作るのは大好きで、いつもはすごく楽しいんですけど、初めて苦しめられましたね」

──自分で言い出したからには、周りの人達を納得させるだけの曲を作らなくちゃいけないですからね。

「そうなんですよね。SUNNY BOYっていう同世代のプロデューサーと一緒に作ったんですが、まず、自分が思い描いている曲のイメージを伝えたんです。それを元にトラックを作ってもらって、そこに歌詞とメロディーを乗せるっていう感じで。トラックがめちゃくちゃカッコ良かったんですよ。まさにイメージ通りというか、ラップも乗せられそうな強いビートで」

──かなりヒップホップの要素も入っていて。



「うん。ヒップホップ、R&Bの要素はどこかに入れたかったので。歌詞に関しては、過去の『ゼクシィ』を片っ端から読むところから始めたんです。“結婚とは何ぞや?”って言われても、自分にとってはまだ身近なことではないので。ホントにずっと読んでいたから、メンバーにも“SHOKICHI、結婚するの?”って言われたり(笑)」


※続きは月刊Songs11月号をご覧ください。

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