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約2年振りのオリジナル・アルバム『Imperfection』(2014年10月)をヒットさせるなど、シンガーとしてさらなる充実期を迎えつつあるMay J.が2枚組ベスト・アルバム『May J. W BEST -Original & Covers-』をリリース。『HERE WE GO feat.VERBAL(m-flo)』『本当の恋』などを収めたオリジナル・ベスト、『ハナミズキ』『涙そうそう』といったカヴァー曲を収録したカヴァー・ベストの2枚組による本作には、デビューから8年の彼女の軌跡がしっかりと刻まれている。2015年1月には初の日本武道館ライブも決定!
Photo:藤城貴則 Text:森 朋之

──オリジナル・アルバム『Imperfection』のヒットは、シンガーとしてのさらなる自信、確信に繋がったんじゃないですか?



「そうですね。オリジナル・アルバムとしては一番良い結果を出せましたし、『本当の恋』も(シングルとして)初めてトップ10に入って。自分の歌を聴いてくれる方がこんなにたくさんいるんだなって実感できましたね。ただ、毎回が闘いというか、常に“次に向けて”という繰り返しなので。(2015年)1月1日にベスト・アルバムをリリースするんですが、カヴァー曲でMay J.のことを知ってくれた方が、オリジナル曲を聴いてくれるキッカケになってくれたらいいなって思っているんです」

──『May J. W BEST -Original & Covers-』はオリジナル・ベスト、カヴァー・ベストの2枚組。選曲もバラエティーに富んでますね。

「今までのシングル曲、代表曲はもちろんなんですが、ライブでいつも歌っている曲も入ってるんですよ。この先、どんどんライブをやっていきたいと思っているので、ぜひ皆さんに曲を覚えてほしいなって。曲を知ってくれていれば、ライブでももっと盛り上がれると思うので」

──ライブのセットリストにも近い?



「そうですね。曲順に関しては、最近のものから徐々に古くなっていくように並べているんです。最初の頃の楽曲はR&Bのテイストが強いんですけど、そこから始まったらビックリしちゃう人もいるんじゃないかなって。最近の曲とはテイストが全然違いますからね」

──May J.さんの声や歌い方の変化も感じられそうですね。

「デビューしたばかりの頃は、歌の軸が少し違っていたと思うんですよね。洋楽っぽい感じを目指していたし、日本語の発音も今とは違っていたというか。その時に目指していたものだったり、悩んでいたことも含めて、どんどん変化している感じはありますね。成長記みたいなものですね、私にとっては。あと、オリジナル・ベストに入っている『ありがとう』は必ずライブの最後に歌っているのですが、この曲だけ新たに録り直したんです。生音に差し替えて、今のMay J.として表現してみたいなって。実際のライブで歌っている時の感覚に近いかもしれないですね」

──新曲も2曲収録されています。まず『So Beautiful』はアップテンポのポップチューン。May J.さんらしいポジティブ感に満ちた曲だな、と。

「実はこの曲、1年くらい前から温めていたんですよ。『Imperfection』に収録しようかとも思ったんですけど、もっといいタイミングでリリースして、たくさんの人に聴いてほしいなって。今回CMのお話をいただいた時(『So Beautiful』はカネボウ化粧品「コフレドール」CMソング)、“この曲しかない”って思ったんです。洋楽っぽいメロディーラインなんだけど、すごくポップだし。作曲は『Lovin' you』を作ってくれた原 一博さんなんですが、個人的にもすごく好きな作家さんなんですよね」

※続きは月刊Songs2015年1月号をご覧ください。

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