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3月25日にリリースされるフェアリーズの2015年第1弾となる作品は、記念すべき10枚目のシングル。それはラップを取り入れたダンスチューン『Kiss Me Babe』と今の季節にフィットした哀愁ある『ひらり』の両A面。フェアリーズの幅広い魅力が堪能できる1枚になっている。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──今年第1弾の作品は10枚目のシングル。10枚目って、区切りっていう感じがしますけど、やっぱり感慨深いですか?



野元 空(以下、野元)「そうですね。ついに10枚目まで来たっていう感じがしています。でも、自分達の力だけではここまで来られなかったと思うので、支えてくださるスタッフの皆さんやファンの方達への感謝の思いを込めて、この10枚目を機に、さらに飛躍していければいいなって思っています」

伊藤萌々香(以下、伊藤)「しかも、今回のシングルは久し振りの両A面で、『Kiss Me Babe』と『ひらり』の2曲ともミュージックビデオ(以下、MV)を作ったんですよ。だから両方ともぜひ見てほしいですし、『ひらり』のほうは私達の昔の映像を使っているので、デビューしてからの成長過程も楽しめるんじゃないかと思います」

──曲のタイプも全然違いますよね。『Kiss Me Babe』のほうはカッコいいダンスチューン。でも、歌詞の内容は女の子っぽい感じなので、そのギャップが面白いなって思いました。

井上理香子(以下、井上)「私的に歌詞がツボですね。特にラップ部分の“Doki Wakuするから黙ってないで思ってる事を話して”っていうような、斜め上から目線な感じがサバサバしていていいなって(笑)。最近は草食系の男子が多いらしいので、今後はこういう女の子が増えていくんじゃないのかなっていう気がして、最先端をいってるなって思いました(笑)」

──確かに。これからの時代、女の子が攻めないとダメなのかも(笑)。

井上「そうなんです。じゃないと何も始まらないところがあると思いますね(笑)。それに、この主人公の子は“もうずっと好きだった”から告白して、2番では“いつか別れちゃっても好きになったことは後悔しない”とまで言ってるんですよ。そこまで好きになれる男の子って、どれだけステキなんだろう? って想像しちゃえる歌詞になっているところもいいなって思いました」

野元「思ったんですけど、“もうずっと好きだった”っていうことは、女の子は待ってたんだけど、相手の子が草食系なばかりに何も言ってきてくれなかったっていうことですよね。だから、女の子のほうから強気にいっちゃったっていう(笑)」

林田真尋(以下、林田)「そういう女子は増えてるよ、絶対(笑)」

野元「でも本当は、女の子は男の子に男らしく引っ張ってほしいんだよね」

林田「そうだよ! だから、この曲を男の子が聴いたら、もうちょっとグイグイいかなきゃダメなのかもって思ってくれるかも。恋の妖精の私達としては、そういう曲になってくれるといいなって思っています(笑)」

伊藤「私達、恋の妖精だったんだ(笑)」

──歌もAメロがラップっていうのが新鮮ですよね。



下村実生(以下、下村)「私も最初に聴いた時、すごくビックリしました。ちょっとラップが入っている曲は今までもあったんですけど、こんなにガッツリAメロでラップが入ってくる曲は初めてだったので。でも、だからこそまた違う感じの曲の見せ方ができるなって思ったんです」

林田「このラップは空がメインで、私と理香子とみりあが、1フレーズずつ入ったり出たりしてるんです。そういうやり方は初めてだったので、すごく難しかったですね。今だ! みたいな感じで歌ったので(笑)」


井上「でも、そうすることでヒップホップ感が増すんですよ」

※続きは月刊Songs2015年4月号をご覧ください。

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