もはや国内に敵なしと言われ、世界大会で日本代表としてパフォーマンスも行なうブレイクダンスチーム・九州男児新鮮組。彼らを世界的チームに育て上げ、自らもFOUND NATION CREWのメンバーとして活躍するSHUVAN先生と、ブレイクダンスの世界大会で大会史上初の3連覇を果たしたISSEI、チームの主要メンバーであるRYO、RENの4人が、遂に本誌初登場! 彼らの驚異のアクロバットが見られる動画も要チェック!!
Photo:笹原良太 Text:池村季子

──九州男児新鮮組は今や日本を代表するブレイクダンスチームですが、まずはこのチームの特徴と、主要メンバー3人の魅力から教えてください。

SHUVAN「オリジナルアクロバットと大人顔負けのダンススキル、チームワークの3つが最大の武器ですね。リーダーのISSEIはブレイクダンス世界一のスキルを持っていて、小さい頃から常にクルクル回っているような根っからのB-boyでした。でも、子ども達の面倒もしっかりみるという、オンとオフの使い分けが上手い子です。RYOはISSEIに続くスキルの持ち主で、性格上、思ったことはハッキリ言うタイプという意味でも、チームには欠かせない存在ですね。そしてRENはルーティン(2人以上で決まった動きをすること)の大事な部分を担っています。寡黙なんだけど、彼がしゃべることで空気がピリッとするという、チームのまとめ役でもあります」

──そんな3人がダンスを始めたキッカケは?

ISSEI「僕はもともと幼稚園の頃に体操教室に通っていて、飛んだり跳ねたりすることが好きだったんですよ。一時期、体操から離れてモデルの仕事をしていたんですけど、その時にStudio MJ(九州男児新鮮組も所属するダンススタジオ)のショウケースを見て“すごい!”と思ったのがキッカケです。体操もモデルの仕事も親に行かされている感じだったのに、ここへは自分から行きたいって言って通い始めました」

SHUVAN「そのわりにISSEIは最初、ずーっとトイレに引きこもっていて(笑)。うちの代表(SHUVAN先生のお母様)が、“この子は他の子と違うから大物になるかもね”って言って手塩にかけて育てているうちに、いつの間にか世界一になったという」

──いやいや。先生もご本人も相当の努力があっての世界一ですよ。じゃあRYOくんとRENくんはいかがでしょう?

RYO「幼稚園の頃、周りの友達がダンス教室に通っていたので、友達が出るイベントを見に行ったんです。そこであまりの楽しさにビックリして、親に頼んでレッスンに通うようになりました」

REN「僕は通っていた小学校の体育館でStudio MJの人達がバク転とかを教えていて、それを見て自分もやりたいなと思って、小学校6年生から始めました」


※続きは月刊Songs5月号をご覧ください。

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