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片寄涼太×数原龍友
GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)が8月12日に人気アニメ『ワンピース』の主題歌『Hard Knock Days』をリリースした。それはロックなサウンドに乗せ、夢に向かって突き進んでいく熱い想いを歌ったナンバー。『ワンピース』の世界観にフィットした曲であると共に、勢いを加速させて未来へ向かおうとするGENERATIONS自身の気持ちも表現した楽曲になっている。ボーカルの片寄涼太、数原龍友に聞いた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──『Hard Knock Days』はアニメ『ワンピース』の主題歌。男の子は誰もが好きな作品という印象ですけど、そのアニメの主題歌が決まった時は、どんな気持ちでしたか?



数原龍友(以下、数原)「まさに今おっしゃっていただいた通り、『ワンピース』は、自分達が子どもの頃から見ていた作品なんですよ。ワンピース世代と言っていいくらいなので、主題歌のお話をいただいた時はすごくビックリしました。でも『Hard Knock Days』をレコーディングする段階では、まだ決定はしていなかったんです。それだけに、もう絶対にこれで『ワンピース』の主題歌を決めるぞっていう覚悟と気合いで歌ったんですよ。その結果、本当に主題歌になったので、一生懸命歌って良かったなって思いました」



片寄涼太(以下、片寄)「僕もすごく嬉しかったです。今までずっとアニメを見ている側だったので、まさかそこに自分達の曲が使われる日が来るなんて、本当に不思議ですけど。アニメは日本が誇る文化の1つでもあると思うんですけど、自分達も日本だけじゃなく、世界に向けて活動していきたいと思っているので、そういう意味でも大きなチャンスをいただけたなって思いました」

──この曲は『ワンピース』の世界観にピッタリな非常にパワフルで熱いロックチューン。今までのGENERATIONSの作品とは、ちょっとテイストが違いますよね。最初に聴いた時は、どう思いましたか?

数原「デモの段階では外国人の方が歌っていましたし、個人的には、あまり聴き馴染みのないタイプだったんです。だからこそ逆に、これを僕らが歌うとどうなるんだろう? っていう楽しみがありました。歌詞の世界観も、何かと常に闘い続けて1つの夢に向かっていくっていう『ワンピース』にピッタリなんですけど、レコーディングしたのが、ちょうど僕らが初めての単独ツアーに挑戦する直前だったんです。だから、その頃の自分達の気持ちともすごくリンクして、歌っていくうちに、これはいいものができそうだなっていう自信ができてきましたね」

片寄「僕達はダンス&ボーカルグループなんですけど、この楽曲はロックサウンド寄りなので、最初はこれをGENERATIONSがやるのはどうなのかな? って、結構悩んだりもしたんです。今までのイメージとだいぶ変わっちゃう気がしたので、かなり挑戦だなっていう気持ちも強くて。でも、歌詞が持つ世界観やメッセージはすごくGENERATIONSらしいですし、実は今回のツアーでもこの曲をパフォーマンスしてたんです。その結果、ライブを通して、この曲がより自分達のものになってきた感覚もありますね。ツアーを経て、今のGENERATIONSを表しているような楽曲に成長したなとも感じているので、今やるのは運命だったのかもって思いました」

──こういう楽曲だけにボーカルも力強くてワイルドですよね。どんなことを意識して歌ったんですか?

数原「『Hard Knock Days』はイントロとかサビはめっちゃ激しい感じなんですけど、Aメロは意外とメロディアスなんです。だから、そこではクールなカッコ良さみたいなものを表現しつつ、サビに向けてどんどん盛り上げていかなきゃいけない。その流れを意識して歌いました。それと個人的には途中でラップパートみたいなのもあったんですけど、そこがすごくトリッキー。印象に残る構成になっているなと思ったので、ラップパートで展開を変えることも意識して歌いました」

──ラップパートは、さらにゴリッとした感じになってますもんね。



数原「そうなんです。『ワンピース』って、色んな登場人物がいてストーリーが構成されているので、実際に歌っているのは僕と涼太なんですけど、そこにもう1人いても面白いのかなと思って。それでラップパートに関しては、違う声を使って変化をつけてみたんです」

片寄「僕は、激しいトラックの中で自分達の声が潜らないようにっていうことを意識しました。だから、力強く歌いましたし、子音に強めにアクセントを置いたりもして。普段の自分のトーンの歌い方ではトラックに埋まっちゃう気がしましたし、この曲の世界観も表現できないかなと思ったので、そういう演出をしました」

※続きは月刊Songs9月号をご覧ください。

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