http://dobermaninfinity-ldh.jp/
今年7月にリリースしたシングル『SAY YEAH!!』がチャートの上位を席巻し、各地のフェスなどでもオーディエンスを沸かせてきたDOBERMAN INFINITYが、新曲『JUMP AROUND ∞』を完成させた。これは1992年当時、まだ珍しかった白人ラップ・グループ、ハウス・オブ・ペインの『JUMP AROUND』を初めて日本語でオフィシャルカバーしたもの。MVをLAで撮影する等、さらに進化しパワーアップしていく5人の勢いを感じさせる作品となっているようだ。
Photo:外山 繁 Text:山田邦子

──今年の夏はフェスやイベントなど、かなり盛り上がったようですね。



SWAY「最高でしたね」

KUBO-C「楽しかったな」

P-CHO「ライブを通して、7月にリリースした『SAY YEAH!!』の浸透率を改めて感じてきたというか。まさか、あんなに皆さんに歌っていただけるなんて」

KAZUKI「確かに!」

GS「嬉しかったです」

KAZUKI「今回の新曲『JUMP AROUND ∞』もさっそく披露させてもらってますしね」

──新曲がまずライブで聴けるっていいですね! 今回はハウス・オブ・ペインの大ヒット曲『JUMP AROUND』の日本語カバーということですが。

SWAY「この曲を日本語でカバーするって、僕らみたいにもともとHIP HOPをやっていたり、クラブで遊んでる人間にとっては“ヤバいね!”って感じですけど、知らない世代の人も多いですからね。こうやって自分達がカバーすることによって、90年代のHIP HOPをより多くの人に知ってもらえたらと思っているんです」

KUBO-C「逆輸入的なね」

SWAY「そう。今はEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)のような速い音楽が中心になってるけど、こういう時代のHIP HOPの良さを僕らなりに伝えられたらって」

P-CHO「音楽とかファッションとか、色んな意味で90年代、注目されてますしね」

──原曲がヒットしたのは1992年。KAZUKIさんは1991年生まれですが、この曲とどう向き合いました?

KAZUKI「僕はもともと色んな音楽を聴いていたので知ってたんですが、同年代くらいの人は知らなかったという人も多いと思うんです。でもすごい名曲じゃないですか。だから知ってる人にも知らなかった人にも、この曲は僕らの新曲として、DOBERMAN INFINITYの曲として、ここから新たに届けていこうって気持ちで向き合いましたね」

GS「僕もレコードを買ってた頃は再発でしたしね。オリジナル(のレコード)なんてもうなかったよね?」

P-CHO「そうそう」

GS「リアルタイムではなかったけど、当時からこれはHIP HOPのすごい名曲。それをまさか10何年経った今、オフィシャルで日本語カバーすることになるなんて夢にも思ってなかったですからね。僕らにとっての名曲にもなってくれたらいいなって思っています」

SWAY「実はこの曲、そうとう前に完成してたんですよ。でもカバーの場合、権利の問題なんかがあるので、そこがクリアになるまでめっちゃ時間がかかったんです。(配信でまず発表した)『INFINITY』(2014年8月)の頃にはもう取りかかってましたよね?」



KUBO-C「作ってたね」

KAZUKI「1年以上経ってますよ」

──そもそも、なぜこの曲をカバーしようと思ったんですか?


KUBO-C「やっぱり名曲やし、こういうのやったら面白くない? みたいな話が出てたので、じゃあOKになるかどうかは別として、とりあえずやってみようかと」

SWAY「期待せずに。そしたら今回めでたく(許諾が)下りまして」

KUBO-C「じゃあ、行くでしょと(笑)」

※続きは月刊Songs10月号をご覧ください。

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