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デビュー15周年のアニバーサリーイヤーを飾る『All Time Request BEST ~しばづくし〜』(11月25日発売)。ファン投票を参考にしながら本人自ら選曲した、柴田淳がたっぷり味わえるベストアルバムだ。歴代のシングル曲を始め、アルバムからの人気曲、さらにはインディーズ時代の幻の楽曲や2曲のセルフカバーなど、まさにタイトル通りの“しばづくし”な2枚組。これまでのファンはもちろん、初めて柴田淳を知る人にも入門編として楽しめる最適なベスト盤となっている。また人気スタイリストの風間ゆみえとの初コラボレーションによるアートワークも見逃せない。
Photo:外山 繁 Text:大畑幸子

──『All Time Request BEST ~しばづくし〜』の内容についてうかがう前に、インパクト大のジャケット及びブックレットについてうかがいます。これまでの柴田淳のイメージとは違った“大人の女性のフェミニティ”が見事に演出されたものになっていますね?



「スタイリストの風間ゆみえさんに全面的にお任せして、風間さんに柴田淳を料理してもらった結果が“私の女らしさを見せる”ってことになったんですけど」

──全幅の信頼の上でのコラボレーション。

「はい。実は風間さんといつか一緒にお仕事をしたいと思っていたんです。それが今回ベストタイミングだったんですよね。ベスト盤はこれまでリリースした既成の楽曲だったりするから、作品というよりは言い方がアレだけど商品ということになるわけで、色々な冒険ができると思って」

──それに加えて、デビュー15周年のアニバーサリーイヤーの始まりでもあるし。

「だから、ホントにいいタイミングでした。風間さんにビジュアルプロデュースを全てお任せしたからこそ、新たな柴田淳を見せることができたかなって。私が主導していたら、まず背中の写真は選ばない(笑)。だから本当に新鮮で面白かったですね」

──そこでベスト盤『All Time Request BEST ~しばづくし〜』は、ファンの方からリクエストを募ったそうですね。デビュー15周年にちなんで、15日間の投票受付期間内にこれまでリリースした楽曲の中から3曲選んで投票するというものだったそうですけど。

「その集計結果を参考にしながら、自分でセレクトさせてもらったんですよね」

──結果を見てどうでした?

「ビックリしました(笑)。とにかく上位に挙がった楽曲がマニアックすぎて、柴田淳がどのように支持されているかがよく分かりました。『十数えて』(6thアルバム『親愛なる君へ』収録/2008年6月)とか。この曲なんてラジオでもほとんどオンエアしたことないくらいだから」

──確か2012年のファンクラブ・イベントのミニライブで歌ったくらいですよね?

「そうそう。あの時初めて歌ったんですよ。後にも先にもそこでしか歌っていませんから」

──マニアックな曲を好む方が多かった、と。



「私が考える柴田淳のメジャー級な曲は選ばれないってことで(笑)、私のファンの方々はディープな方が多いんだなって改めて分かりました。ただそれだと“柴田淳はじめまして”の方にはマニアックすぎるかなと思うんですよ。ただでさえ大衆受けしにくい柴田淳の中の大衆受けしない曲ばかりだと、せっかくのタイミング的にもったいないかなと思って。というのも、今年はイレギュラーのテレビに出演する機会が多かったので」

──バラエティー番組などでお見かけしました。ビックリしましたけど(笑)。

※続きは月刊Songs12月号をご覧ください。

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