May J. *撮りおろし3ページ |
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──ついにMay J.さんのディズニー・オフィシャル・アルバムが実現しました!
「本当に嬉しいですね! 実はデビュー当時から、ディズニー・ソングを歌いたい、ディズニー・アルバムを作ってみたいという気持ちはあって。スタッフの方達にも相談したんですけど、1人のアーティストがディズニー・アルバムを出すというのはあまり例がないらしいんですね」
──確かにそうですね。複数のアーティストがディズニーの楽曲を歌うアルバムはあるけど、ソロのアーティストでは聴いたことがないかも。
「私も“やっぱり難しいのかな”と諦めていたんですけど、その後“アナ雪”があって、今年『Sparkle -輝きを信じて-』をオリジナルで作らせてもらって。ディズニーと一緒にお仕事をさせていただく中で、改めてディズニーのスタッフの方に“アルバムを作りたいと思っています”というお話をさせていただいたところ、“オフィシャル・アルバムを作りましょう”というお返事をいただいたんです。(夢が)叶いましたね」
──楽曲はどうやってセレクトしたんですか?
「まず自分で歌いたい曲を何十曲もリストアップさせてもらって、スタッフの皆さんと会議して決めました。自分が好きな曲もそうですけど、みんなが聴きたい曲を収録したかったんですよね。子どもから大人まで知っている曲を中心に選んでいったら、こういうラインナップになりました」
──『美女と野獣』(『美女と野獣』より)、『ホール・ニュー・ワールド』(『アラジン』より)など、有名な曲ばかりですからね。
「決めるまでにはかなり時間がかかりましたけどね。歌いたい曲がたくさんあったから、『ディズニープリンセス・メドレー』というカタチでまとめたり。特に『リフレクション』(『ムーラン』より)は思い入れがある曲なんですよ」
──クリスティーナ・アギレラが歌っていたナンバーですね。
「そうです。小学校4年生の時に『ムーラン』を映画館で見たんですが、エンドロールで流れるアギレラの『リフレクション』を聴いて、“こんなふうにディズニー・ソングを歌える歌手になりたい”と明確に思って。私にとってはすごく大きいターニング・ポイントだったんですよ。それからは何度も何度もアギレラのバージョンを聴いて、同じように歌えるまで練習して。フェイクも細かくて難しいんですけど、とにかくずっと歌ってましたね。学校に行く時も、車に乗ってる時も」
──その経験がシンガーとしての原点なんですね。
「大きなキッカケでしたね。そういう楽曲を自分の曲として歌えるのは本当に素晴らしいことだし、“よし! 全部出し切るぞ”という気持ちでレコーディングしました。この曲を歌えるのがとにかく嬉しくて、スタジオでもずっと笑顔でした。『ムーラン』って日本ではそこまで有名じゃないけど、この曲の素晴らしさを伝えたいという気持ちも強かったんです。『リフレクション』はラブソングではなくて、“本当の自分を出したい”という葛藤を歌っているんですね。そのテーマは『レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜』にも似ているし、すごく運命を感じました」