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前作『Save me』(2015年8月)から約半年振りのリリースとなる、西内まりやの5thシングル『Chu Chu /HellO』が完成した。今作は、自身が作詞・作曲を手掛けたガーリーなダンスポップと、トロピカルハウスを取り入れた初夏にぴったりなポップチューン。サウンドにもビジュアルにもこだわって作り上げたという、初の両A面シングルだ。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──今回の衣装、ちょっとレトロな雰囲気ですごく素敵ですね!



「ありがとうございます。これは『Chu Chu』のイメージをデザイナーさんにお話しして、作っていただいたんですよ。ありとあらゆる昔のファッションの画像を検索してストライプがカワイイなと思い、丈とか襟元、袖の長さやお腹をどれくらい見せるかなど、すごくこだわったんです。ここまでポップな楽曲はこれまでなかったので、ファッションの面でも楽しんでもらえるように考えました」

──『Chu Chu』はまりやさん自身の作詞・作曲ですね。

「はい。去年は私の音楽性とか、音楽が好きっていう気持ちをしっかり伝えたいなと思って、わりとしっとりした曲を弾き語りで歌ったりしてたんですよ。でも、もともとダンス曲が大好きだし、ポップな曲や洋楽も大好きなので、いつかこういうタイプの曲をやりたいとは思っていたんです。曲のほうは共作で少し前からあったんですが、今年に入ってから集中して打ち合わせや制作に取り組んで作ってきました」



──完成までの過程はどうでしたか?

「やっぱりファッションが好きなので、ファッション性がある曲にしたかったんです。パッと聴いて覚えやすいとか、カワイイ世界観をイメージしやすいものにしたかったので、今回は歌詞の意味というよりも、聴いていて気持ちがいいとか、キャッチーな言葉選びを重視して作りました。すごくポップで、エンターテインメントとしても楽しんでもらえるような楽曲になったので、じゃあダンスもフルで付けて、バックダンサーさんにも入ってもらって、その衣装もデザインして…って考えていったんです。1つのショーを作り上げたような感じでしたね」

──こうやって音楽とファッションをミックスさせながら自分の世界観を構築できるのは、まりやさんならではだと思います。

「(モデルとしてやってきた)8年間の経験は本当に大きかったなって思ってます。だからこそ自分がいいと思うものや感じることを信じたいし、音楽もファッションもミックスして、どんどん発信していきたいなって思うんですね。音楽の面だけ見ても、例えば今回のようにファッション性があるポップなものから、ギターやピアノを自分で弾きながらメッセージを伝えるものまで、幅広く表現できたらって思うんですよ」

──その全てを表現できるのがライブなのかもしれないですね。

「そうなんですよね。これまではライブといってもファンイベントだけなので、すごくやりたいんです。そのためにもどんどん曲を増やさないとって思うから、去年ドラマをやっていた時も、時間ができたらすぐスタジオに行って曲を作ってたんですよ。音楽をやってる時って心がずっと高揚してるから、あっという間に時間が過ぎちゃうんですけどね」

──スタジオ、楽しいですか?



「楽しいし、大好きです! 初めてスタジオに入った時、マイクを立ててピアノを弾きながら歌ったあの感動が忘れられないんですよ。うわ、自分が弾き語りをしてる! って(笑)」

※続きは月刊Songs2016年6月号をご覧ください。

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