高野 洸(Dream5) *撮り下ろし4ページ |
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──今回『「ROCK MUSICAL BLEACH」 ~もうひとつの地上~』(以下、『RMBLEACH』)に主演することになりました。最初にこの話を聞いた時は、どう思いましたか?
「本当にビックリしました。マネージャーさんから電話で聞いたんですけど、一瞬頭が回転しなくなって(笑)。ちょっと経ってから、“えっ!?”って驚きと喜びがきましたね」
──やってみたいジャンルではあったの?
「もちろんです。僕はアニメが好きなので、前から2.5次元ミュージカルに、すごく興味があったんですよ。だから、いつか経験してみたい気持ちはありましたけど、まさかこんな大役をいただけるとは思っていなかったです」
──この作品自体は以前も上演されているんだけど、今回出演が決まってから観たりした?
「はい。すごく感動しましたし、面白いなって思いました。でも、僕が演じさせていただく黒崎一護っていう役がスゴすぎるんですよ。だから、これを自分がやるのか!? って思ったら、観ていて、ちょっと焦りが出てきちゃいましたね(苦笑)」
──相当、気合いが必要だよね。殺陣(たて)も多いし。
「そうなんですよ。僕は『フライングパイレーツ~ネバーランド漂流記』っていう舞台にピーターパン役で出させていただいたことがあるんですけど、その時も短剣を使ったので、殺陣は少しだけ経験があるんですね。でも『RMBLEACH』は刀がめちゃめちゃ大きくて重いので、全く別ものだと思って頑張らなきゃって思っています。それに歌も前作を観たらたくさんあったので、そこもヤバい気がしてますね(笑)」
──でもDream5では、ソロで歌う機会ってそうあるわけじゃないから、むしろ、いいチャレンジになるんじゃない?
「そう思います。自分の幅を広げるためにも頑張りたいですね」
──ところで『BLEACH』っていう作品は、漫画やアニメでも、とっても有名だよね。洸くんも読んだり見たりしてた?
「はい。小学生の頃、アニメをずっと見ていて、放送翌日には、いつも学校で友達と話してました。今回ミュージカルに出演することになって改めて原作を読み返したんですけど、やっぱり面白いし、一護がめちゃめちゃカッコいいので、その役を自分がやらせていただくと思うと、ドキドキもしますけどテンションが上がりましたね。それに小学生の時は、頼もしくて仲間もいる一護のことを単純に楽しんで見ていただけだったんですけど、今は、一護がだんだん成長していくっていうか、覚醒していく感じがすごく面白かったんですよ。だから、そこを僕がどう表現するかが課題だなって思っています」
──どう成長を表現するか、現時点で具体的に考えていることって何かある?
「例えば、殺陣も最初から最後まで全力でやるだけじゃなく、覚醒してからは、ちょっと余裕も見せなきゃいけないと思うんですよ。それでも一護だったら絶対に勝ってくれるってお客さんに信じてもらえる、そういう殺陣ができるように稽古していきたいですね。このミュージカルのファンの人もいらっしゃると思いますし、原作の『BLEACH』ファンの方も、きっと観に来てくださると思うんですよ。そういう方たちに、“絶対に一護はこうじゃない”って思われたくない。だから、僕なりの個性を出すっていうより、できるだけ一護に近づいて、“あっ、一護だ!”って思ってもらえるように必死にやりたいです」