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花村想太×工藤大輝×和田 颯
4オクターブのボーカルと、ハイスキルなダンスパフォーマンスで魅了するDa-iCE。9枚目となるシングル『パラダイブ』は、ソカ(トリニダード・トバゴ発祥の音楽)のリズムとエレクトロなサウンドが融合したライブ感満載の夏ソングだ。難しいことは抜きにして、Da-iCEのパラダイスにダイブ! メンバーを代表して、ボーカルの花村想太、パフォーマーの工藤大輝と和田 颯に話を聞いた。
Photo:笹原良太 Text:山田邦子

──新曲『パラダイブ』は、前作『WACTH OUT』から約3か月でのリリース。今年は年明けにアルバムもありましたし、かなりハイペースですね。



和田 颯(以下、颯)「そうですね。ペースとしては早いかも」



工藤大輝(以下、大輝)「ツアーもありましたからね」



花村想太(以下、想太)「でも、アルバムも急にバタバタ作ったわけではなく、1年かけてじっくりと作ってきたものなので、その作品を持ってツアーができたことが本当に大きくて」

大輝「来年1月の日本武道館も発表されたので、そこに向かって今、進んでいけているなという感じがしています」

──『パラダイブ』は、その勢いをさらに加速させるようなサマーチューンです。

想太「夏! しかも真夏ですね」

颯「これからの季節、例えばフェスとかでみんな一緒にタオルを回せるようなものにしたかったんですよ。聴いているだけでその画が浮かんでくるような曲ですよね」

大輝「サビのところ、みんなでね。とにかく一緒に汗をかけるような曲に仕上がっています。歌詞は恋愛している2人のシチュエーションになってますけど、その細かい内容というよりも、テンションみたいなものが伝わるといいなと思っているんですよね。言葉の意味を深く考えるんじゃなくて、サウンドから感じるノリみたいなものを大事にしたいなって」

想太「その分、歌の面では緩急の付け方などにすごくこだわりました。曲自体がアッパーなので、勢いで歌おうと思えば歌えてしまうんですけど、それだけじゃなく、リズム感や緩急といった表現を大切にすることで、よりドラマティックになったりしますからね。そうすることで、僕と(大野)雄大くんの声の違いや歌の表情としての、いい部分も引き立ったなと思ってます」

──細部にこだわることで、よりダイナミックになったりしますからね。

想太「そうなんですよね。具体的に言うと“Just one chance あきらめず Boom Boom Boom”ってテンポ良くいくところと、後半のしっかり聴かせる部分など、1曲の中の流れを大事に歌っています」

──これまでも夏ソングはありましたが、今回ならではの部分は?

想太「夏曲は『ハッシュ ハッシュ』(2014)、『エビバディ』(2015)に続いてこれが3曲目なんですけど、ボーカルの面で言うと、一番テンションを持っていきやすい曲でしたね。Aメロの“白い砂浜 裸足で駆け出す Ocean blue”の部分なんかは特にイメージしやすい歌詞なので、自然と“愛しい君”を思いながら、何だかニヤニヤしながら歌ってました(笑)」



──大野さんとは、事前に表現の仕方などについて話はされるんですか?

想太「基本的にはしないようにしています。僕と雄大くんが思っているニュアンスがかみ合って、せっかくのツインボーカルが似たような感じになるのがもったいないなと思うので。しゃくり上げる部分とかフォールする部分とか、アプローチの仕方は決めずに録ってみて、あまりにもズレていたら変えるくらいです。同じメロディーを歌っていても、同じメロディーを歌ってないように聴こえるくらいがちょうどいいのかなっていうのが僕らの考え方なんですよね」

──ボーカルまでフィックスした時点でパフォーマンスを決めるんですか?

大輝「そうですね。今回は夏らしいソカのリズムと、僕らが得意とするエレクトロな部分の融合になっているのですが、パフォーマンスとしては結構難しいかなと」

颯「いや、ものっすごい難しいですよ(笑)」

大輝「あんまり激しそうには見えないかもしれないけど、実はかなりキツい(笑)。でも、ダンスパートの部分は楽しい感じになってますよ。これまでは結構“見ろ!”って感じだったけど、今回は一緒に“HEY!”って声を出したりして、楽しく見てもらえるパフォーマンスになっています」

颯「お客さんも巻き込みながら盛り上がっていく曲です」

※続きは月刊Songs2016年8月号をご覧ください。

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