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今年の夏、デビュー10周年を迎えるBREAKERZがメモリアルイヤーを盛り上げるべく世に送り出すのが、2017年第1弾シングル『幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて』だ。人気アニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマとしてオンエア中のナンバーで、キャッチーなメロディーとスリリングなギターリフ、きらびやかなストリングスが印象的なロック・チューン。2017年のBREAKERZは、この強力な1枚で幕開ける!
Photo:秋倉康介 Text:池村季子

──2マンライブ“10周年10番勝負 -VS-”がいよいよスタートということで、デビュー10周年イヤーも盛り上がってきましたね。



DAIGO「色々な人に協力してもらいながら、10年間1つのバンドをこの3人で続けることができたことが、素直に嬉しいし幸せですよね。メンバーの脱退危機も特になかったし、壮絶な解散危機もなかったし。そういう意味でも、いい状態で10年迎えることができるという。で、この10年間で色んな繋がりもできたので、お世話になっているアーティストの皆さんと一緒にライブをやれたらなと思って、オファーさせていただいた感じなんですけどね」

──10組って単純に考えて大変ですよね。

DAIGO「そうですね、確かに大変ではありますね。お互いのファンの方たちが楽しめるような濃密な時間になるんじゃないかなと思うので、一夜限りのコラボレーションが10回あると思ってもらったらいいんじゃないかと思います」

──AKIHIDEさんとSHINPEIさんは、10周年イヤーに関していかがですか?



AKIHIDE「僕は昔、音楽をやめようと思った時があって、最後のバンドと思って始めたのがBREAKERZだったので、10年続けられたっていうのはホントに幸せなことで、支えてくださったスタッフやファンの皆さんに感謝の10年だなと思っています。ここから20年、30年続けられるかどうかというのは、ある意味、この10周年をいかにちゃんとみんなと盛大にできるかってところでもあると思うので、嬉しさと一緒に気も引き締まる年明けだなぁと思いますね」



SHINPEI「5周年の時にベスト盤CDを出して、それも1つの節目ではあったんですけども、そこからさらに5年が経って、決して“早い”という言葉だけでは片付けられない、濃い10年だったなと思いますね。どの1年を切り取ってもBREAKERZヒストリーとしてドラマがあって、着実にいい歩みができていると思うので、そういうものが10年続けられるって本当にすごいことだなと思います」

──そんな中、2017年の幕開けを飾る新曲『幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて』が完成しました。これはAKIHIDEさんが作曲ということで。

AKIHIDE「とにかくコナンのことを軸に考えて作ったので、スリリングでサスペンスな感じをギターリフで表現しつつ、コナンくんと蘭ちゃんの複雑な恋愛事情をメロディーで表現した曲になっています。コナンファンの方たちにも“すごくいいオープニングナンバーだね”って言ってもらえるようにしたかったですし、たくさんの方に楽しんでもらえるように意識して作りました」

──作詞はDAIGOさんですが、まさにコナンくんと蘭ちゃんの関係がイメージができる歌詞になっていますね。

DAIGO「とにかく“コナンソング”として、しっかりオープニングで輝いてほしいし、観ている皆さんにも“ピッタリだね”って言ってもらえるような曲にしたかったので、そこはもうガッツリ意識しつつの、何かを乗り越えて伝えたいことがあるというか、そういう想いってよくあると思うんですよね。それこそ受験でもいいし、就職でもいいし、何かを達成したら君に伝えたいことがある、そういう環境の人ってたくさんいると思うので、コナンソングとしてだけじゃなく、聴いてもらう人にとっては、その人のシチュエーションに当てはめて聴いてもらえるように、と思いながら歌詞を作っていきました」

──歌い出しのフレーズがそのままタイトルになっていて、インパクトもありますね。

DAIGO「BREAKERZの楽曲の中では、今のところ一番長い日本語のタイトルなんですけど、歌詞を作り始めた時、すぐに“幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて”という言葉が出てきたんですよ。僕が青春時代に聴いてきた90年代の曲たちって、タイトルを歌い出しで提示しているものが多くて、キャッチーだし伝わりやすいし、いいなと思っていたんですね。そういう意味でも、自分が好きだった曲を思い返しながら、これまでの音楽人生で学んだことだったり、影響を受けたことも入れられたなって。あと、うちのレコード会社は特に長いタイトルの曲が多かったので、そういう会社にいるからには、俺たちも1曲ぐらい出しとこうっていう思いもあって」


※続きは月刊Songs2017年2月号をご覧ください。

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