コアラモード. *撮り下ろし3ページ |
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──コアラモード.にとって初のアルバムになるわけですが、内容や方向性に関しては何かお話しされてたんですか?
小幡康裕(以下、小幡)「デビューして2年。シングルを4枚出してきた中で、いつかアルバムに収録できたらいいねって言いながらレコーディングしてた曲もたくさんできてたんですね。やっぱり1stアルバムですから、まずは“コアラモード.です”っていう名刺代わり以外の何物でもないようなアルバムにしたかったんです。だから、『COALAMODE.』っていうタイトルも迷いなく決めることができました」
あんにゅ「最初ならではの感じでね」
小幡「そうですね。まずはこの2年間を含むコアラモード.の全てと、これからのコアラモード.に繋がるものを凝縮させたような作品になったかなと思ってます」
──全15曲が収録されてるんですよね。
あんにゅ「はい。マスタリングで全部の音が仕上がって、1曲目から順番に聴いたんですね。もう、色んなことを思い出す思い出す(笑)。デビューするまでにも色んな思いがあって活動してたし、デビューしてからのことはもちろん、1つ1つの曲に込めた思いもあったりして、自分の人生と重ねてもすごく感動してしまいました。かなりボリューミーですけど、きっと、誰かの心に寄り添えるような1枚になってると思います。早く聴いてほしい! そう思える自信作です」
──1曲目の『ダンデライオン』は、ずいぶん前からあった曲だそうですね。
小幡「僕ら結成したのが2013年の1月なんですが、そのくらいの時期には原型ができてました。手焼きで作ったデモCDにも入れてたんですが、そのクオリティーも納得いくものだったので、今回は歌とドラムを録り直しただけなんです」
あんにゅ「あの頃はもちろんデビューとか何も決まってなかったし、ライブのやり方はこれでいいのかとか、不安なことが多かった時期だったんですね。その中での葛藤みたいなものがすごく歌詞に表れてるなって思います」
──これは作詞も作曲もあんにゅさんですね。
あんにゅ「最初は、何となく車のCMみたいなイメージで曲を作り始めたんですよ。海の横を走ってるみたいな。でもそんな車のことをすっかり忘れた頃に、ふとテレビドラマで見かけたタンポポにまつわるシーンを見て思うことがあり、歌詞を書き始めたんです。タンポポってあんなにカワイらしい花だけど、根っこは1メートルくらいあるんですよね。私達もあんなふうに力強く活動していきたいし、色んなところで花を咲かせていけたらって思いも込めました」
小幡「ライブでもそうなんですけど、パッと空気感を作ってくれる曲なんですよね。アルバムの助走というか、これから旅立つぞって気持ちを表現してくれてる1曲でもあります」