木村佳乃 *撮り下ろし3ページ |
http://www.precure-dreamstars.com/ |
──子ども達に大人気のアニメプリキュアですが、どんなところに魅力があると思いますか?
「キラキラの衣装や色使いには惹き付けられますよね。うちの娘はピンクが好きなんですけど、プリキュアの衣装にはピンクや赤などカワイイ色がたくさん使われているので、そこが魅力のひとつかなと思います。私も娘達と一緒に観るのですがメッセージがシンプルで分かりやすいので、“なるほどな〜”と大人でも入り込める内容なんです。小さいお子さんでも分かりやすく作られているところも、この作品が長く愛される理由ではないかと思います。子どもって集中力が途中で切れてしまうところがありますが、プリキュアは子どもを飽きさせない努力を常にしているように思います。作り手の方が色々と工夫してらっしゃるのが観ていて伝わってきます」
──プリキュアは14年間続いていますが、長く愛される理由はどんなところにあると思いますか?
「クリエイターチームが素晴らしいですし、1年ごとに題名とキャラクターを変えていますよね。いつも新鮮な気持ちで観ることができるので、そこが長く愛される理由ではないかと思います」
──人気アニメの劇場版に声優として参加されるということで、プレッシャーなど感じられたのでは?
「長く続いている作品に途中から参加させていただく時は、ソワソワしてなかなか制作チームの輪に入り込めなかったりするのですが、そういうことが一切ない現場でした。スタッフの方々のチームワークがしっかりとでき上がっている中で、私のような新参者にもすごく良くしてくださって。とても楽しく参加させていただけたことに感謝しています」
──“京言葉を話す謎の狐”という役を演じていらっしゃいますが、声だけのお芝居というのは難しかったのではありませんか?
「声だけのお仕事はいくつかやらせていただいてますが、少しずつ慣れてきました。ただ、声だけのお芝居というのは、普段のお芝居よりも強調して演じなければいけないんです。そういったことに最初は慣れなくてテイクを重ねていました。最近は少しずつスムーズに演じられるようになったのではないかなと思います。監督さんが導いてくださるので、その通りに演じるようにしています」
──演じる上で意識したことはありますか?
「アフレコの時に既に主人公のサクラちゃんの声が入っていたので非常にやりやすかったです。少女のようなすごくカワイらしい声だったので、最初に聞いた時は私の声と2オクターブぐらい違うんじゃないかと思いました(笑)。ですので、私は落ち着いた声色を意識して演じるようにしていました。監督が“シズクは少し母親的な部分を持っている”とおっしゃったので、そういった面も意識しました」