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ニュー・シングルは、人気漫画が原作で、本人も出演している実写ドラマ・映画『トモダチゲーム』のエンディングテーマ『友達ごっこ』。作曲は『365日の紙飛行機」(AKB48)のaokado、作詞はアルバム『U colorful』収録の『シナモンティー』を書いた元チャットモンチーの高橋久美子。心を大きく揺さぶる切ないメロディーと、ナイーブな友情を切々と綴っていく歌詞を、上野 優華が表現力たっぷりに歌い上げる。自身が作詞した『君じゃない誰かと』、『Dear friend』(通常盤のみ収録)などでも、少し背伸びをしたり、強気になってみたり、一刻一刻と変化する10代の女の子の心情をみずみずしく描き出しているあたりに、デビュー4周年を迎える彼女の躍進がうかがえる。彼女の表現者としての才覚が花開くのは、これからだ。
Text:恒川めぐみ

──『友達ごっこ』は少し悲しくて、切なくて、美しい1曲ですね。ちょっと泣けました。

「ありがとうございます(笑)。今までの上野 優華の曲とはちょっと違った雰囲気の曲調で、曲が1つの物語になっているようなところも気に入っています。“友情”をテーマに色々な感情が巡るんですけど、でもやっぱり、色々なことがあっても最後は友達が大切なんだということを教えてくれる曲になっていて。起伏の幅が広い、とても力強いメロディーでありながら、言葉の1つ1つは力強さだけじゃなく、とても儚くて切ないフレーズもあったりして。そこがこの曲の魅力です」

──歌にもかなり感情がこもっていますね。

「歌い方はすごく考えました。ドラマチックな曲なので、サビに向かってどんどん盛り上がっていくんですけど、あえて部分的に力を弱めてみたり…しゃべるように歌う、って言ったらいいのかな? そんな工夫をしながら感情を吐き出すことを一番大事にして歌ったので、聴いてくださる皆さんの心の中を少し刺激できたらいいなと思っています。過去に友達関係が上手くいかなくなった経験がある方って、きっと多いと思うんですよね。私自身も学生の時に、昨日まで仲良かった子が次の日突然、仲良しじゃなくなってしまったっていうことがあったので」

※続きは月刊Songs2017年5月号をご覧ください。

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