http://dobermaninfinity-ldh.jp
今年6月に結成3周を迎えるDOBERMAN INFINITYが、そのアニバーサリー・ソングともいうべきニュー・シングル『DO PARTY』(ド パーティー)をリリースした。これまでもグループの勢いをそのまま爆発させたようなアッパーなナンバーを発信してきた彼らだが、今回は彼らの日常的なノリをベースに描かれた底抜けにハッピーなパーティーチューン。楽曲についてはもちろん、今作のビジュアルを撮影してきたというメキシコでのエピソードなども語ってくれた。
Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:山田邦子

──まず最初に、アルバム『TERMINAL』を携えて行なわれた初のホールツアーはいかがでしたか?(2月〜4月に開催された「DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”」)



KAZUKI「あのアルバムには色んなタイプの曲が入っているんですけど、前作の『THE LINE』を超えるくらい、バンド(サウンド)が映える曲ばっかりだったなって結果的に思いました。ホールツアーということで、(視覚的な)セットよりも、音楽面で耳にいい刺激を与えられるように意識して作ったツアーだったので、ホールツアーってこんなに楽しくて、音楽というところで勝負できる場所なんだなってことを実感しましたね。これは5人一緒の気持ちだと思うんですけど、これからDOBERMAN INFINITYが進んでいく方向だとか、ここが足りてない、ここは強いってことも明確に見えたんですよ。必ず経験しておくべきツアーだったなって思えるくらい、貴重で重要な14公演でした」



GS「音に関しては初日からすごくこだわりましたね。僕らはイヤモニをしてるけど、お客さんにはどう聴こえてるんだろうって確認も含めて、スタッフさんとも結構話したりして。今回は音楽を届けるっていうテーマが自分達の中にあって、より言葉が伝わりやすい環境でライブを体感してもらいたいというのもあったから、普段は任せっきりだった外(=客席)の音に関しても毎公演ごとに確認してたんです。もっと大きなエンターテインメントとして見せるためのアリーナ(ツアー)ももちろんやっていきたいけど、曲を聴いて涙を流してたり、喜怒哀楽の感情を顔で表現されてるお客さんを見たりした時に、ホールっていう、意外とお客さんとの距離が近い空間でダイレクトにキャッチボールできる場所の醍醐味を実感したツアーでもありました」



P-CHO「バンドさんにも自分達のアイデアを伝えつつ、これまで以上にがっつりコミュニケーションを取りながら作っていきましたね。原曲のアレンジの良さも生かしつつ、やっぱり“ならでは感”を感じてもらいたかったので。リハも含め、やればやるほどパワーアップしていったんじゃないかなと思います」



KUBO-C「やっぱり生の音は迫力がすごい。自分達自身も(バンドの音が)後ろから押してくれてるような感覚があったので、聴いてるお客さんもきっと感じ取ってくれてるものがたくさんあったんじゃないかなって思いますね」

──残念ながら本誌が発売される頃には終了していますが、幕張メッセ国際展示場ホールで3周年特別記念公演“iii -three-”も開催されます。もう結成から3年なんですね。



SWAY「今年の6月で、俺ら5人になって丸3年なんですよ。あっという間でしたね」

KAZUKI「それ超えたら4年目ってことですもんね。マジ早いっすね(笑)」

SWAY「このソングスで、『INFINITY』の歌い方のアドバイスしてから考えてもね(笑)」

KAZUKI「本当だ(笑)!」

──(一同爆笑)。でも振り返るためではなく、ファンの皆さんも一緒にお祝いするためのアニバーサリーのような気がしています。

P-CHO「確かに。振り返ろうとはひとつも思ってないですね(笑)」

KUBO-C「3年ごときでな(笑)」

GS「だからこの幕張メッセも、『TERMINAL』ツアーの追加公演ではなく、こういうワクワクする感じのタイトルで2日間限定にするほうが喜んでもらえるかなと思ったんですよね。今回の新曲もそうなんです。こういうタイミングだし、やっちゃおっか、パーティー! みたいな単純なところからの発想で」


※続きは月刊Songs2017年6月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く