X21 *オフィシャル写真2ページ |
http://avex.jp/x21/ http://x21.oscarpro.co.jp/ |
──リーダーがX21を卒業すると聞いた時は、“お疲れさま”という気持ちと同時に、“ついにその時が…”と寂しさも覚えました。
「ファンの皆さんも同じように言ってくれました。そもそもX21は、1人1人表現者として意志を持っている女の子たちが集まったグループなので、ここから旅立って独り立ちすることがまた新たなスタートなんです。ただ、ラスト・シングルの発売日や、卒業ライブの日が着々と近づいてくると、やっぱり寂しいものですね…。16歳の時からやってきたグループですから」
──吉本さんは役者としても活躍中ですが、グループ活動でプラスになったことは?
「結成当初は、グループのセンターとリーダーという役割を与えられたことで、“自分はグループの中で、常に一番の実力でなければならない”というプレッシャーに縛られていたんです。でも少しずつ作品を発表していくうちに、私が闘うのはメンバーじゃない。自分自身だ、と気づけたんです。そしたら、すごく気持ちがラクになって」
──それはいつ頃ですか?
「1stアルバム『少女X』を出した頃です。初めてカッコいい曲を作ってもらって、“曲のイメージカラーは黒だけど、感情的には白でいこう。シンプルに何も塗られていない心のほうが、黒が映える”みたいに、自分の中に歌の表現方法が自然と生まれてきて、すごくワクワクしたんです。“こういう気持ちを育んでいくには、もっと広い世界を見ていかなくちゃ”と教えてくれたのが、X21でした。ライブやリリースイベントも楽しかった! 毎日1ミリずつの成長でも、積み重ねていけば1センチ、10センチになっていく。立ち止まることなく成長できるチャンスをいただけたこと、本当に感謝しています」