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荻野由佳×小熊倫実×加藤美南×本間日陽
デビュー・シングル『青春時計』から約8か月。NGT48が、待望の2ndシングル『世界はどこまで青空なのか?』を12月6日にリリースした。それは爽やかさと共に強さも感じる深いメッセージが込められた1曲。『青春時計』とは、ひと味違うNGT48の一面が見られるこの楽曲について、荻野由佳、小熊倫実、加藤美南、本間日陽に聞いてみた。 Photo:竹中圭樹(D-CORD) Text:髙橋栄理子

──『世界はどこまで青空なのか?』は、デビュー曲の『青春時計』とはタイプの違う楽曲になりましたね。



荻野由佳(以下、荻野)「はい。いつものNGT48の明るさ、元気さ、爽やかさを感じる楽曲とは違って、すごくメッセージ性の強い曲だなと思いました。結構ロック調の曲なんですけど、歌詞の意味は深くて優しい感じもして、そこが面白いですし、ポジティブな歌詞なので聴くと元気になれるんじゃないかなと思います」

──聴き手が励まされるような曲ですもんね。

荻野「そうですね。エールを送るような曲だと思います」

加藤美南(以下、加藤)「この曲は前奏がなくて、いきなり“世界はどこまで青空なんだろう?”という問い掛けから始まって、最後は“青空を僕は祈ろう”というフレーズで終わるんです。だから、全体でひとつのストーリーがありますし、メッセージもたくさん込められている曲になっていると思います」

小熊倫実(以下、小熊)「私も最初に感じたのはメッセージ性でした。それと今までは『青春時計』のようなゆったり系の曲が多かったんですけど、この曲は由佳ちゃんが言っていたように、ちょっとロック調なので、また新しいNGT48が出せているんじゃないかなと思います」

本間日陽(以下、本間)「私は、この曲をいただく前に“新曲はロック調らしいよ”と聞いていたので、もっとバリバリのロックが来るのかな? と思って構えていたんです(笑)。でも、実際に聴いてみたらNGT48らしい爽やかさも入っていて。だから、こう来たか! これが自分達の曲になるんだ! とワクワクして、一発で好きになりました」

──メンバーとしても新鮮な気持ちになりますよね。ロックテイストでメッセージ性のある曲なので、みんなの歌声にも聴く人を勇気づけるような力強さを感じたんですけど、レコーディングの時は、どんなところにこだわって歌いましたか?



荻野「私は歌い出しの“ああ 世界はどこまで青空なんだろう?”という部分をソロで歌わせてもらっているんですけど、レコーディングが1人だったこともあって、結構好き勝手にやらせてもらいました(笑)」

本間「すごい長かったんだよね?」

荻野「うん。気持ちを込めるためにマイクを少し高い位置に調整して、青空に向かって歌うようにイメージしながら歌ったんです。そうやって20回以上録り直したりしたので、結構こだわって歌いました」

──どんな気持ちを込めて歌ったんですか?

荻野「MVで私が演じているのが、アイドルになりたい女の子なので、そういうふうに何か夢を持った方の背中を押せるような曲になったらいいなと思っていて。だから、そんな祈りを込めて歌いました」

加藤「私がレコーディングの時に意識したのは息遣いです。例えば“晴れていて欲しい”“澄み切って欲しい”という部分とかも、“晴れていて欲しい”で全部息を使い切ってしまって、そのあと息をもう一回吸ってから“澄み切って欲しい”と歌う感じ。そういう歌い方をディレクターさんから指示されたんです。しかも、最後に息切れしている声だけも録ったんですよ。それを曲の中に入れることで、全力で走り抜けている感じを出したかったみたいで。そういうやり方も新しかったのでびっくりしました」

小熊「私は4人でレコーディングしたんですけど、“楽曲に対する気持ちを1つにして”とディレクターさんから言われたんです。特に“微笑んで欲しい 泣かないで欲しい”という部分を歌う時は、歌詞に対する気持ちを思いきりぶつけて! って。だから、1つ1つのフレーズにたくさん気持ちを込めて歌いました」


※続きは月刊Songs2018年1月号をご覧ください。

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