http://breakerz-web.net/
BREAKERZの2018年第1弾リリース作品は、アニメ『ダメプリ ANIME CARAVAN』のオープニング主題歌『D×D×D』と、昨年デビュー10周年を迎えたBREAKERZが行なった“10”アーティストと“10”本の2マンライブ、「BREAKERZ 10周年 10番勝負 -VS-」のGLAYとの対バンで披露され、GLAYへリスペクトの意味を込めて制作した『GREAT AMBITIOUS』のシングル・バージョンという両A面シングル。作り込まれた世界観と、飾らない普段の様子をそのままパッケージした相反する2曲で、BREAKERZの“今”と“原点”の両方が楽しめる作品になっている。ぜひ、MVも含めて楽しんでほしい。
Text:池村季子
──新曲『D×D×D』は、アニメ『ダメプリ ANIME CARAVAN』のオープニング主題歌ということで、アニメのキャラクターに3人が扮する、ビジュアル的にもインパクトの強い作品に仕上がりましたね。



DAIGO「バンドのデビューから10年以上経ちますけど、ここまでキャラクターを忠実に再現したのは初めてです」



SHINPEI「実写化というくらいのスタンスで臨みました」

──アニメの制作サイドからは、ビジュアル込みのオファーだったんですか?

DAIGO「いや、最初は曲だけです。スマホゲームの『ダメプリ』がアニメ化されるということで、ぜひオープニング主題歌をというオファーをまずいただきました。ビジュアルはどうしようかっていう話になった時に、たぶん俺だと思うんだけど、“この感じでやっちゃう?”って言ったら、みんなも“やろうぜ!(ガッツポーズ)”って。…いや、そこまでではないけど(笑)、“じゃあ、どのキャラクターやる?”みたいな話になって。だからこれは完全に俺達がやりたくてやったことですね」

──担当キャラクターはどうやって決めたんですか?



AKIHIDE「最初は2人ずつぐらい何となく候補があって、そこから絞った感じです。でも、シンピー(SHINPEI)は最初からこれ(厳格な騎士・リオットのこと)だったよね」

SHINPEI「リオットは、チャームポイントが上腕三頭筋なんですよ。気が合うな、みたいな(笑)。やるからにはサングラスを外すことがコスプレになるだろうと思って、今回初めて外しました」

──ゲームやアニメのファンの方達の反応も良さそうですね。

DAIGO「好評ですね。同じように『ダメプリ』のコスプレをしている方もいると思うんですけど、俺達の再現率は今のところ1位なんじゃないかな。この本が出る頃には抜かれてるかもしれないけど(笑)、でも俺達的には1位だなって勝手に思ってます。シンピーはサングラスを外したし、AKIさん(AKIHIDE)も髪を染めたりして、俺もすごい色のカラコンを付けたり、やるからにはとことんやりきろうと思いました。そもそも“ハロウィン魂”みたいなものがHYDEさんのおかげで俺達の中にはあるので、ここまで振り切ったものができたんだと思います」

──全く抵抗なく?

DAIGO「そう。まず登場人物がカッコいいから、やりがいがあるんですよ。あと、AKI様は去年ブルゾンちえみさんをやってるから」

AKIHIDE「ブルゾンさんもそうでしたけど、誰かに扮する時って、立ち方が結構重要になるんですよ。今回はアニメキャラということで、身体的に無理な姿勢をするぐらいがちょうどいいらしくて、そこに気を付けました」

SHINPEI「ミュージック・ビデオの撮影の前にアニメの第1話を見せていただいて、動きも予習しましたよ。僕は前髪の垂れ具合にもこだわって(笑)」

──『D×D×D』は、そんなビジュアル面に負けないインパクト大の楽曲。BREAKERZのロックさと、アニメ主題歌特有のきらびやかさが上手く融合して、聴いていて気持ち良いです。

SHINPEI「王宮が舞台というストーリーから膨らませていったんですけど、そういう世界観にはストリングスが合うと思ったので、バンド・サウンドとストリングス・サウンドを絡めてみました。直球な骨太ロックにプラスして、イケメン王子達がイメージできるような世界観を表現するために、クラシカルなフレーズのギター・ソロを自分なりに表現しましたね」

※続きは月刊Songs2018年4月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く