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DOBERMAN INFINITYの3rdアルバム『OFF ROAD』が完成した。オールラウンド・ヒップホップという志を掲げ、道無き道を進んできた5人の生き様を刻み込んだような本作。サウンドとしての振り幅だけでなく、歌や声そのものが放つ新たな魅力にも注目の充実作だ。初回生産限定盤に収録される品川ヒロシ監督/脚本/演出の『OFF ROAD THE MOVIE』は、豪華出演陣で贈る25分超えの超大作。こちらも併せてチェックしてみてほしい。
Photo:松井伴実 Text:山田邦子

──今年は戌年ということで、“DOBERMAN INFINITY DOGG YEAR”と銘打ち、毎月1日に色んな発表をされてますね。



GS「せっかくの戌年なのでそこにあやからせていただきつつ、俺ら自身の追い風にもしていけたらいいよねってことで、何かしら発表をさせていただいてます。気持ち的にはこれまでの1年1年と変わらないけど、今年は僕らとしてももう1段ギアを上げて、さらなる熱量とスピードで進んでいこうと思っているので。この1年を振り返った時に“DOGG YEAR、楽しかったね!”って言ってもらえるような、お祭りのような1年にしていただくべく企画を練っているところです」

──まず1月は、全国ホールツアーについての詳細が発表されました。



SWAY「去年のホールツアーが、こんなに楽しいのか! っていうくらい楽しかったんですよ。幕張メッセでのライブももちろん楽しかったけど、同じ“楽しい”でもジャンルが違うというか」



KAZUKI「分かる!」

SWAY「ホールってお客さんとの距離感もそうだし、僕らはいわゆるダンスとかあまりないから、ステージにしても、アドリブで動く分にはちょうどいい感じなんですよ。自分以外のメンバーの立ち位置もちゃんと把握できるし、みんなで会場をひとつにしている感じがすごく実感できるんです。ホールツアーはみんなで音楽を奏でている感じもありましたから、去年のあの楽しさがまた蘇るかと思うとすごく楽しみです。今回もまたバンドと一緒に回るんですけど、アルバムの曲もあるのでまた違ったライブになりそうですよね」



KUBO-C「間違いない」

──2月はアルバムをリリースすることが発表されましたが、それがこの『OFF ROAD』。おそらく収録されるであろう既発曲の振り幅がすごかったので、今回はどういう切り口でどんな内容になるのか楽しみにしていました。



P-CHO「そうなんですよね。シングルとして考えても『DO PARTY』と『あの日のキミと今の僕に』ですからね(笑)。それに(ミニ・アルバムから)『#PLAY』は入れたかったし、(AK-69とのコラボレーション・シングル)『Shatter』、あとは(北海道日本ハムファイターズ西川遥輝選手の登場曲として)『THE NAME』もすでに制作してましたから、おっしゃる通り振り幅がすごくて」

──そこからどんなふうに固めていったんですか?

P-CHO「アルバムというパッケージを作る前に、(アルバムの)タイトルって大事やなって話をしてたんです。そこで3周年という区切り、その節目みたいなことも踏まえてもう一回、自分達のことを見直した時に、いい意味で振り返ることができたんですよ。僕らは全国アリーナツアーという夢を掲げて活動してきましたけど、本来ならば、今年がその夢を実現させたかった年でもあったんですね。でも、その“道”はそんなに甘くはなかったなと。『OFF ROAD』は、そういうところから出てきたワードでもあるんです」

KUBO-C「結成1年目の目標が達成できずに悔しい気持ちもあったけど、だからといってしょげるんじゃなく、俺ららしくやって来て結果無理やったんなら、また次、目指せばいいやんと。じゃあ今度はこうやって攻めようかって思える、そういう考え方がDOBERMAN INFINITYらしいみたいな話もしてました」

──なるほど。



P-CHO「そうやってこの『OFF ROAD』というワードに対して意見を出し合ったところ、険しい道もオフロードだけど、決して順調に進めていなくても自分がこれだと決めた道を男らしく歩き、自分らしくいられてるってこともオフロードなんじゃないかって話になったんです。自分達が思うオフロードの定義が見えてきたというか。“『OFF ROAD』=自分らしく”というワンワードが出た時に、今回のアルバムをどう構築するのかっていうことに対する答えが見えた気がしました」


※続きは月刊Songs2018年5月号をご覧ください。

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