http://deeplink.jp/
http://deep-ldh.com/

タイトルは『THE SINGER』。シングル『MAYDAY』『SING』『Celebrate』を含む約2年振りのフル・アルバムで、DEEPは“コーラスグループにしてボーカルグループ”という特徴を改めて強く打ち出してみせた。アメリカR&Bシーンの伝説的プロデューサー、Teddy Rileyの作曲による『DWTS』、叙情的なバラードナンバー『あなたに』、『Butterfly』(木村カエラ)のアカペラ・カバーなど魅力的な楽曲が揃った本作についてメンバー4人に聞いた。
Photo:笹原良太 Text:森 朋之

──ニュー・アルバム『THE SINGER』が完成しました。フル・アルバムは約2年振りですが、メンバーの皆さんの手応えはどうですか?



TAKA「去年はニューヨークに行っていた時期もあったし、国内での活動がそこまで多くなかったんですよね。そのことを考えると、ファンの皆さんは待ち詫びたアルバムじゃないかなと。手応えというよりも、まずは“お待たせしました”という心境ですね。付き合って長いカップルが、遠距離恋愛を経験して、さらに愛が深まる…みたいになったらいいなって(笑)」

──『THE SINGER』というタイトルからも、歌に対する新たな決意が伝わってきました。

TAKA「ストレートですよね」

YUICHIRO「“コーラスグループであり、ボーカルグループです”ということは以前から言ってるんですが、それを改めて打ち出したというか。活動を始めてから11年経って、今だから歌える曲も増えているので」

RYO「うん」

TAKA「ふだんはそんなに意識してないんだけど、前のアルバムを聴き直してみると“今と全然違うな”と思うんですよね。振り返ってみると違いに気付くというか」

RYO「それぞれの歌、全員のコーラスもそうですけど、少しは成長できているのかなって」

KEISEI「今回のアルバムも2年前の曲から最近レコーディングした曲まで入ってるので、変化は感じるかも。こうやってアルバムを出せること自体、すごく嬉しいですね。リリースしたあとはツアーもやりたいし」

──先行シングル『Celebrate』も話題を集めています。KEISEIさんが作詞作曲にがっちり参加したウエディングソングですね。

KEISEI「ありがとうございます(照)。最初はこの曲をシングルにするって、どうなんだろう? ドン引きする人もいるんじゃないかなって思ってたんです」

RYO「(笑)」

KEISEI「実際“ホントにやるの?”と言われたこともあったので(笑)。ただ、メンバーと話をした時に“アーティストとしてやったほうがいい”ということを言ってもらって」

YUICHIRO「僕達からのご祝儀です(笑)」

TAKA「『Celebrate』に関しては、完全にKEISEIのプロデュースですからね」

KEISEI「そうなんですよ。一緒に曲を作ってくれた方もそうだし、MVの監督、メイクの方も含めて、ずっと支えてくれてきた方達ばかりで」

TAKA「『SING』からの流れもあるんですよね。『SING』は春川仁志さんに作曲していただいたんですが、春川さんもずっと一緒にやってくれている方で。『Celebrate』もKEISEIをよく知っている方に作ってもらったほうが、聴いてくれる皆さんにも思いが伝わるんじゃないかなって」

KEISEI「『SING』も『Celebrate』も自分の人生を懸けてるところがありますね」

TAKA「歌ってる人の背景が見えるし、リアルだからね。次はどうするんだろう?(笑)」

──アルバムの新曲も魅力的です。まずは『あなたに』。シンガーソングライターの坂詰美紗子さんの作曲によるバラードですが、これは本当に…。

TAKA「いい曲ですよね。僕らもすごく気に入ってるし、このアルバムのリード曲と言ってもいいと思ってます」

YUICHIRO「最初はここまでコーラスが入ってなくて、もっと静かなイメージだったんです。スタッフの皆さんとも色々話をする中で、やっぱりコーラスがしっかり入っていたほうがいいだろうと」


※続きは月刊Songs2018年7月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く