http://www.qyoto.jp/
昨年の8月にアニメ『DIVE!!』のオープニング・テーマに起用された1stシングル『太陽もひとりぼっち』でメジャー・デビューを果たした京都出身の大学生バンド、Qyoto(キョウト)。前作から約1年振りとなるニュー・シングル『It's all in the game』はアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のオープニング・テーマとして書き下ろした、青春のきらめきと苦悩を感じるロックナンバー。夢と現実。成長と焦燥。希望と不安。様々な感情がぶつかり合って、若さゆえの情熱がせっつくように聴き手を盛り上げる。現役の大学生で、青春の真っ只中にいるボーカルの中園勇樹、バイオリンのHIROKI、キーボード&サックスのRYOTA.に話を聞いた。
Text:永堀アツオ
──メジャー・デビューから1年が経ちました。

中園勇樹(以下、中園)「1年とは思えないくらいあっという間に過ぎていったんですけど、思い返してみると色んなことがあったし、バンドとして成長できたと実感できる1年でした」

RYOTA.「僕達がやってるインスタグラムの写真を見るだけでも分かるよね。1年前のメンバーの写真と今の写真を見比べると、ちゃんとどう見られているかっていう意識がついてるのが分かるし、ライブでも音楽を奏でるだけじゃなくて、ステージングだったり、お客さんがどうしたら盛り上がれるかを考えるようになって」

HIROKI「こうした雑誌の取材やレギュラーラジオをやらせていただいてるおかげで、MCでもしっかり話せるようになった。目に見える成長もあるし、楽曲のほうでもバンドの色がより濃く出てきてるんじゃないかと思いますね」

──どんな色だと言えばいいですか? 例えば、友達に“どんなバンドをやってるの?”と聞かれたら、それぞれどう答えます?

HIROKI「自分で言うのは恥ずかしいですけど、深いメッセージ性のある歌詞と、バンドメンバーにバイオリンがいるところが強みかなって思ってます」

RYOTA.「僕が友達に自分のバンドを紹介するのであれば、2種類あって。まず、1stシングルのカップリングに入ってる『My Diamond』のような、中園くんの声が前面に生かされているバラード。中園くんのしっとりとした声の響きは本当に素晴らしいので、ぜひ生で聴いてほしいって言いますね。アップテンポの曲に関しては、メロディーがキャッチーで聴きやすいし、ライブでもノリやすい。ポップな曲が多いよって僕なら言うかなと思いますね」

中園「デビュー曲の『太陽もひとりぼっち』を作ったあと、2ndシングルでどうするかっていう話をした時に、メンバーの共通認識として、“疾走感”や“爽やかさ”といったキーワードが出てきて。それに加えて、どの世代にも受け入れられるというか、誰が聴いても、“いい曲だね”って感じてもらえる曲を目指してるバンドだと思います」

※続きは月刊Songs2018年8月号をご覧ください。

ページを閉じる

Topページを開く